ダンボールニットとは?特徴やメリット・デメリット・オススメを紹介

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2010年代の中頃から、トレンドのアイテムとして注目を集めていたダンボールニット

近年人気を集めているダンボールニットですが、変わったネーミングなこともあってか、どのようなアイテムかきちんと認知されきっていなかったりもするようです。

今回は、今押さえておきたい注目のアイテム「ダンボールニット」について解説していきます。

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ダンボールニットとは?

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そのネーミングから、「ダンボールで作られたニット」や、「ダンボールデザインのニット」などと思われている方もいるようですが、それは誤解です。

ダンボールニットとは、表地と裏地の2枚の生地を中糸で繋ぎ合わせたニット生地です。

中糸がジグザグに編み上げられており、生地の断面がダンボールのような構造になっていることから、ダンボールニットと呼ばれています。

ダンボールニットは、その特徴からジャージなどのスポーツウェアに使われることが多い生地でした。

しかし、近年はデイリーユースの服でも多く用いられています!

そんなダンボールニットについて、次はその特徴をメリット・デメリットに分けて解説していきたいと思います。

ダンボールニットの特徴

ダンボールニットは、先述のとおりジャージなどのスポーツウェアとして多く活用されてきました。

しかし近年、その特徴を活かしながらも、更に生地としての改良が進んだことで、カジュアルラインのファッションにも取り入れられるようになりました。

「つなぎ糸」の改良が進んだので私たちよようなブランドアパレルも「ダンボールニット」をコレクションに取り入れるコトができるようになりました。

ニットアパレルメーカーコムト2代目副社長のブログ https://ameblo.jp/knitadviser/entry-12644334460.html

タウンユースとしてだけでなく、ルームウェアに非常に適したメリットが多くあります。
他方、デメリットもありますので、それぞれチェックしてみてください。

メリット

暖かく軽い

ダンボールニットは、表地と裏地の間に体温の温もりを貯めることができるため、保温性に優れた生地になっています。

貯めた空気の層が外気の影響を低減することから、断熱性があり暖気を外に逃がしづらいところもポイントです。
したがって、寒い秋冬シーズンに適していると言え、夏などのシーズンでは暑く感じるでしょう。

また、少し厚みがありますが、中空構造のため軽い生地であることも特徴です。

中空構造のため保温性があり軽い!

柔らかくストレッチ性がある

中空構造のため生地に嵩(かさ)ができ、上から押すとクッションのように反発するような柔らかい感触があります。

また、ニット生地なのでストレッチ性に優れています。
特にダンボールニットは、横方向に伸縮性があり、縦に伸びにくいことが特徴です。

クッションのような柔らかい感触。ストレッチ性もある!

シワになりにくく上品でスタイル良く見える

ダンボールニットは、ハリ感がありシワになりにくい生地とされています。
かすかに光沢感があり、スッキリとした見た目も特徴的で上品な印象も。

さらに、適度なハリ感によって服のシルエットがくっきりと出ます。
その結果、体の線を拾わず、スタイルよく見せることも可能です。

適度なハリ感や光沢感で上品にスタイル良く見せてくれる!

透けにくい

ダンボールニットは、表地と裏地の2枚の生地を使用しており、中空構造にもなっていることから透けにくくなっています。

そのため、1枚で着用することが可能で、パンツアイテムにも重宝されています。

生地2枚使用の中空構造だから、下着が透ける心配なし!

デメリット

毛羽立ちや毛玉が出ることがある

ダンボールニットを紹介しているいくつかの記事を見ると、毛玉が出ない、毛羽立たないなど、イージーケアな面をメリットに挙げているものが散見されます。

スポーツウェアに使われていることから派生してかもしれませんが、これは一概にそうとは言えないと思われます。

ダンボールニットとは、編んだ生地の構造を指すものですが、毛羽立ったり毛玉が出たりするのは何の素材を使っているかによります。
ダンボールニット自体に、毛玉を防止する機能があるわけではありません。

したがって、他の服や生地と変わらないと考えられますので、デメリットに挙げるべきではないかもしれませんが、メリットに挙げている記事が散見されたため、このように紹介することにしました。

使っている素材によっては毛羽立ち、毛玉が発生することがある。

引っ掛けにより中糸が飛び出す

服を何かに引っ掛けて、ピーっと線が入ってしまうことがありますよね。

ダンボールニットもやはりニット生地なので、引っ掛けによって中糸が飛び出してしまう可能性があります。

その点においては、デリケートな側面もある生地なので、摩擦や引っ掛けには注意が必要です。

引っ掛けによってピーっと線が入ってしまう可能性がある。

乾燥機にかけると縮むことがある

ダンボールニットには、さまざまな素材が使われています。

特に最近では、カジュアルラインのファッションが増えていることもあり、綿(コットン)を素材としたダンボールニットの服が増えています。

綿(コットン)は、乾燥機にかけると縮んでしまう可能性があり注意が必要です。
洗濯の際には、素材に関わらず、まずは一度洗濯表示を確認するようにしましょう。

ダンボールニットの服を紹介!

メンズのダンボールニットの服で、オススメのアイテムを紹介します!

ダンボールニットは”デメリット“でも紹介したとおり、他の服と同様に摩擦などで毛羽立ちや毛玉が発生する可能性がありますが、摩擦が生じづらいルームウェアには非常に適しています。

気になるアイテムがあったら、ぜひチェックしてみてください。

プルオーバー

ダンボールニットのプルオーバーです。

スウェット見えするようにも思われますが、ダンボールニットの特徴であるハリ感があり上品に仕上がっているため、ルームウェアとしてはもちろん、ワンマイルウェアとしてもオススメです。

シンプルなデザインで着回しもしやすいので、その点でも使いやすいアイテムになっています。

Tarzanジップアップパーカー

Tarzan(ターザン)の、ダンボールニットのジップアップパーカーです。

ダンボールニットは保温性に優れているので、寒い時期に適した生地ですが、日によっては暑く感じてしまうことがあるかもしれません。
その点、ジップアップパーカーは脱ぎ着がしやすい便利さが魅力です。

また、こちらのアイテムは撥水加工も施されているので、急な雨でも安心!
ワンマイルウェアとしてはもちろん、ストレッチ性も高いのでルームウェアにもオススメです。

BODY WILDセットアップ

老舗アンダーウェア、インナーウェアメーカーのグンゼが手掛けるメンズブランド「BODY WILD」のルームウェアです。

スウェットより少し薄手のダンボールニット生地ですので、春秋シーズンにオススメとなっています。

セットアップの商品となっていますが、非常にリーズナブルでありがたいアイテムですので、ぜひチェックしてみてください。

GELATO PIQUE HOMMEイージーパンツ

超有名なルームウェアブランド「GELATO PIQUE HOMME」のダンボールニットのイージーパンツです。

イージーパンツでありながら、スッキリと上品な印象のあるデザインになっています。

しかし、そこはやはりイージーパンツですので、フォーマルなアイテムとは異なりリラックス性も期待できる一点です。

タウンユースでもルームウェアでも幅広く活躍してくれる、非常な便利なアイテムです。

普通のスウェットとの違いをぜひ感じてみてください!

まとめ

今回は、「ダンボールニット」という生地について紹介しました。

まだあまり馴染みがないという方もいらっしゃったかもしれませんが、機能面だけでなくデザイン面でもメリットがあり、非常に魅力的な今流行の生地です。

多少のデメリットはありますが、ルームウェアとして着用するに当たってデメリットになることは少なく、メリットが多くなっていると思います。

意外と多くのアイテムで使われている生地ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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