裏起毛とは?裏毛との違いやメリット・デメリット、オススメを紹介

シーズン・生地
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みなさんは、「裏起毛」と呼ばれる生地をご存知でしょうか。

裏起毛は、寒い秋冬シーズンをより暖かく快適に過ごすことができる優れた生地です。

知らず知らずのうちに着用されている方もいるかもしれませんが、裏起毛がどのような生地か、意味などを知った上で服を選ぶと、より効果的に着用できてオススメです!!

今回は、「裏起毛」がどのような生地であるか、メリット・デメリットの面から解説し、
実際に着用した感想や、洗濯時の取扱い、裏起毛生地のオススメのメンズルームウェア等を紹介していきます!!

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裏起毛とは?

裏毛と裏起毛

生地1枚で仕立てる服も多くありますが、トレーナーやパーカーで見られるスウェット生地などは、表地と裏地の二層構造になっています。

このうちの裏地の主なものとして、裏毛と裏起毛の2種類の生地があります。

それぞれ読み方は、

  • 裏毛=ウラケ
  • 裏起毛=ウラキモウ

です。

名前や用途が似ていることから、間違われやすい生地ですが、別の生地であり違いがあります。

裏毛は裏パイルとも呼ばれており、裏糸をタオルのようにパイル状(くるっとしたループ状)に編み込んで浮かせた生地です。

一方で裏起毛は、裏毛のパイル状の編みを特殊な加工で起こし、毛羽立たせたものを一定の長さに揃えた生地を指します。
文字どおりの意味の生地だと言えますね。

また、裏起毛に使用される素材は、裏毛が綿100%を用いたものが多く見られるのに対し、ポリエステル混が多く使われています。

裏起毛の特徴

裏起毛がどのような生地かわかったところで、改めてメリットとデメリットに分けて裏起毛の特徴をお伝えしたいと思います。

メリット

  1. 繊維を毛羽立たせることでボリュームが増し、裏毛よりも空気を多く含むことができることから、保温性が高い。
  2. 繊維を毛羽立たせることによって、ふんわりとした優しい肌触り

裏起毛は1枚でも暖かく着用することができる生地です。

そのため、晩秋の頃(11月頃)や春先頃(3月頃)はもちろん、冬でも重ね着をすることで寒さをしのげるため、長期間にわたって活用することができます!

裏起毛は保温性が高く、優しい肌触りが特徴!長期間の着用が可能!

デメリット

  1. 暖かく着られる一方で体温調節がしにくく、蒸れやすい
  2. 繊維を毛羽立たせた生地であるため、摩擦で静電気が起きやすい
  3. 裏毛に比べてボリュームがあり、着ぶくれしやすい
  4. 毛玉や抜け毛があり、他の服に付いてしまうことがある。

保温性が高いのはメリットに違いありませんが、その一方で蒸れやすいというデメリットもあります。汗をかいても発散されにくく、特に肌が弱い方は、かゆみなどを感じやすいかもしれません。

外から室内に移動した時などの気温差に対応するためには、脱ぎ着がしやすいアイテムを選んでおけると良いですね。

また、摩擦で静電気が起きやすいため、運動時などの動きが多いシーンでの着用には適していません。

これらの点を踏まえると、ルームウェアのように動きが少ないシーンにおいて、デメリットとなるケースは少ないと思われます。

毛玉や抜け毛については、購入当初に起きやすい悩みかと思います。
新品のうちは、毛羽立たせた繊維が落ち着いておらず、毛玉や抜け毛になりやすい状態になっています。

対応方法として、まずは他の洗濯物とは分けて単体で洗濯することで、落ち着いていない繊維を落とすことがオススメです。

蒸れやすく静電気が起きやすい。着ぶくれや、毛玉・抜け毛に要注意。

実際に裏起毛の服を着てみた

着用した感想

私は、秋から冬にかけて、簡単な外出が可能なルームウェア(ワンマイルウェア)として、裏起毛のパーカーを着ています。

こちら、何とコストコで買いました!
コストコって意外と掘り出し物があるんですよね。

裏起毛の特徴である暖かさはもちろんのこと、着心地の面でもオシャレさの面でも、ちょうど良い楽さです!

裏起毛のメリットはきちんと享受できていると感じており、非常に気に入っています。

一方で、裏起毛のデメリットの部分は特に気になっていません。

確かに裏毛に比べてボリューム感があるため、シルエットが少し大きくなってしまうところはありますが、個人的には許容範囲だと思っています。

毛玉や抜け毛が出たり、他の服に付くということも特にありませんでした。

アイテムによるとは思いますが、寒い時期に着る分には、デメリットよちメリットの方が大きいと感じています。
スウェットデニムのボトムスと合わせて着用することで、日々快適に過ごせています!

洗濯時の取扱い

裏起毛の生地は、綿素材でできている裏毛とは異なり、ポリエステル混など化学繊維でできているものが多いため、洗濯や乾燥によって生地が縮むことは少ないと思われます。

私が着用している裏起毛のパーカーは、正直に言うと、乾燥機にかけた結果、少し縮んでしまいました。

しかし、普段着用するのに当たって気になる程の縮みではないと感じています。

とはいえ、表地は綿ですし、アイテムによって取扱い方は変わってくると思いますので、洗濯や乾燥に当たっては洗濯表示をきちんと確認することをお勧めします。

私は洗濯表示を特に気にしていませんし、その結果として服への大きな影響も感じていませんが、ぜひ私のことは見習わず、きちんと洗濯表示にしたがってください(笑)

これが裏起毛の服!

最後に、ルームウェアや、簡単な外出が可能な服で、裏起毛生地のメンズの服を紹介します!!
各リンク先では、その服の詳細が確認できますので、よろしければそちらもご参照ください。

スウェットパーカー

非常にシンプルな無地の裏起毛パーカーです。
誰でも安心して着られるパーカーは、カジュアルシーンの強い味方ですよね。

カラーは6色ラインナップされており、サイズもM~3Lまで揃っていますので、多くのメンズにフィットするアイテムだと思います。

何といっても値段が非常にお安くなっていますので、気軽にゲットしてみてはいかがでしょうか!

クルーネックスウェットシャツ(Champion)

Champion(チャンピオン)のスウェットシャツです。
シンプルなデザインですが、Championのロゴマークが入るだけで、カッコよさがグッと増しますよね!!

裏起毛の生地ですが、シルエットが特別大きくなっているような印象も感じられません。

コーディネートを選ばず、カジュアルなファッションであれば何にでも合わせられる便利さも魅力です◎
シンプルにオシャレでカッコいい、オススメのアイテムです。

ストレッチスキニーパンツ

トップスだけでなく、ボトムスにも裏起毛はあります!
こちらは、裏起毛のストレッチスキニーパンツです。

少しフォーマルなデザインにも見えますが、ストレッチが効いており窮屈感はないため、ルームウェアとしても使えるアイテムです◎

カラーも多くラインナップされており、オリーブ色やボルドー色など、よりカジュアルなテイストの色も揃っています。

裏起毛の特徴である暖かさはもちろん、ストレッチが効いており履き心地は抜群。フォルムやカラーもオシャレであるにもかかわらず、手頃なお値段なのが信じられない隙のないアイテムで、非常にオススメです!!

まとめ

今回の記事で、裏起毛がどのような生地かお分かりいただけたでしょうか。

取扱いも特に難しくないですし、他の生地にはない着心地の良さや暖かさがあり、メリットの大きなアイテムだと思います!

トップスではスウェットやパーカーで多く使われていますし、ボトムスでも意外と多く採用されていますので、デメリットの部分を飲み込めればオシャレに着こなすことも期待できます◎

寒い時期に一度着用すると、やみつきになる魅力がありますので、よろしければぜひお試しください!

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